蕎麦

昨日は午前様したので
けっこう遅く目が覚めた

ほどなく、外の通路をバタバタと行き来する人々
2～3人の　たぶん男性

…

あ、これ引越しだ。入ってきたんだ。

同じ階は今
ウチと　もう1室しか人が入ってないらしいので

隣か　その隣か

う～ん　日当たりを考えると
ワタシなら「その隣」　に入るな。
角部屋で、あそこだけ南向きの窓があるから。
まてよ、あの窓　小さいから、浴室かも…
だとしたら　リビングは窓ナシで、
浴室は冬　とても寒いでしょ。
でも　「隣」は、ウチと同じ作りだけど
西側に裏の物置があって　ちょっと日当たりが悪い気が…
日当たりでいくと、逆隣のほうがいいはず。
東側のほうも向かいの建物の切れ目くらいで
午前も午後も陽が入りそうな気がするんだけど。
「その隣」の小さい南向き窓がリビングのだとしたら
全く不思議はないけど…以前住んでた人も
けっこう長く居たし…


なんて　ぼーっとガラス越しに見ていると
運ばれてくる荷物をどすどす通路に置いてゆく。

ウチの前にも置いてゆく。
やっぱ　隣かなぁ。

「あー…　＊＊＊？　＊＊＊？」

管理人さんの声だ。

「なまえ、なんていうの？」

「あっ　くさかべですー」

ニイチャンっぽい声が答えた。

くさかべさんらしい。

通路の荷物のなかをかいくぐり、
ワタシは買い物に出た。

戻ってくると、荷物は片付いていた。

隣から物音はない。

やっぱ「その隣」かな。

うん、実は～隣じゃないほうが良いとおもうんだー
ウチ大きい声では言えないけどー

ときおり深夜に、ものすごく高らかに
歌　歌ったりするトモダチ来たりするんだー

ほんと、時折ねー

隣に入ってくれると、冬場すごく暖房費　助かるんだけどねー

まぁ　顔を会わせる事もないと思うけど
いらっしゃいまし　日下部さん？草壁さん？クサカベさん。